AM3 プロセッサ OPNガイド 性能比較

AMDの最新AM3プロセッサは、デュアル-チャネル・DDR-2、DDR-3メモリをサポート。

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AM3 プロセッサ [ 最新64bitCPU ]

Socket AM3に対応するプロセッサは、DDR-2のサポートに加えDDR-3に対応したメモリ・コントローラを備えています。 AM3の最初にリリースされた製品は、「Deneb」のコードネームで呼ばれていたCPUで、製造プロセスは45nm SOI、HyperTransport 3.0(最大4GHz)。トランジスタ数は最大7億5,800万、ダイサイズは258平方mm。

AM3 プロセッサ 45nm SOI

AM3、AM2+及びAM2プラットフォームに対応

AM3版CPUは専用のAM3プラットフォームで動作します。AM3 CPUのピン数はAM2の940pinから938pinに減っているものの、対応するSocket形状はAM2版と同じであるためAM2+及びAM2マザーボードでも動作でき、その場合はHyperTransport 3.0、DDR2メモリ対応のCPUとして動作します。ただしAM2、AM2+マザーともBIOSの対応が必要。

Socket AM3版のマザーはAM3 CPUのみ対応

Socket AM3版のマザーはDDR-3をサポートします。ソケット形状自体はAM2+(AM2)と同じですが、ソケットのピン数が938pinであるためAM3版CPUのみ挿せる構造です。このため940pinのAM2+やAM2版のCPUは使えません。

AM3 Phenom II 45nm SOI

AM3プロセッサは、AM2版Phenom IIと同様に、各コアで共有される6MBの3次キャッシュメモリー、省電力機能のCool'n'Quiet 3.0などの特徴は同じですが、AM3プロセッサではDDR-2とDDR-3メモリの両方（DDR2-1066/DDR3-1333ともデュアル-チャネル）をサポートしたことが最大の特徴です。

AM2のPhenom IIシリーズとAM3のPhenom IIシリーズでは、DDR-3メモリのサポートと消費電力枠が違いますが、トランジスタ数、ダイサイズとも同じことから初期の製品では同一のダイを使って製品化されていると思われます。AM3のPhenom IIシリーズは、AM2+,AM2プラットフォームの動作もサポートしているため、AM3版Phenom IIの高クロックのラインナップが充実した段階で、AM2版のPhenom IIシリーズは終息します。

AM3 プロセッサ 45nm SOI