独自ドメイン取得の価格比較2

独自ドメイン取得は必要か


ドメインを取得してみて、たったそれだけのことなのに非常に気分の良いものでした。難しいとか言われる設定も、ヘルプを頼りにやってみましたが、なんとかなりました。 容量が増えたとか、複数のメールアドレスを自由に発行できる、とかのメリットも大きいのですが、それより嬉しいのは....「今後、引っ越しをしなくても済む」ということです。

ドメイン取得に限ったことではありませんが、長期間ページを公開するつもりなら、将来的にもURL(アドレス)の変更をしなくて済むかどうかは、非常に重要なことだとドメインを取得してから気付きました、それはなぜか...。


ドメイン取得の最大のメリットはURLの固定

必要であれば、ドメインの管理を他のレジストラに移すこと(ドメイン移管)もできますから、 もし、今回私が利用した「バリュードメイン」が仮にサービスを中止したとしても、ドメインを移管すれば、ドメイン自体はそのまま使えます。 また、サーバーを変更したとしてもドメインの設定を変えるだけで済みますから、この場合もページのURLはそのままです。 つまり、『もう、ホームページやブログのURLの変更をしなくても済むということ』これが一番のメリットです。

なぜホームページやブログの移転を避けたいのか?

面倒だから...ではありません。移転で問題なのは、他のサイトからのリンクの多くが古いサイトへのリンクのままになってしまうことです。 『移転しました』のお知らせで、新しいサイトへのリンクに替えてくれるサイトもありますが、経験上その多くのリンクは修正していただけないことが多く、『リンク切れ』が起きてしまいます。

このリンク切れによって、『有効な被リンクが減ること』の影響はGoogleYahoo!などの検索結果の順位に影響すると言われ、訪問者が減ることにもつながりかねません。 これを防ぐためには、できるだけ移転(URLの変更)や、ページのURLの変更はしないほうが良いわけです。

例えば契約しているインターネット プロバイダのサーバを使う場合などでは、将来的に同じプロバイダを使い続けられるのか、またURLは煩雑に感じないか、早めに検討されたほうが良いでしょう。コンテンツが充実すればするほど移転でのデメリットが増えてしまいます。


検索エンジンからの訪問者

現在、日本で最も有名な検索サービスと言えばYahoo!ですが、世界的な知名度ではGoogleです。当サイトでは「Google検索」から訪れる方が圧倒的に多く、次がYahoo!です。

Google、Yahoo! 検索で表示される順位

 御存じとは思いますが、GoogleやYahoo!などの検索結果の表示順は、『あるページに対して、他の方のページからどれくらいのリンクを受けているか』によっても大きく左右されると言われています。このため他の方から紹介(リンク)されていたページでも、移転すると有効な被リンクが減り、表示される順位が下がるかもしれません。

また、これらの検索サービスのリンク(バックリンク)による評価は、単純に「リンクを受けている数」とかではありません。 リンク集などでお互いのページを相互接続するなどの、多数のリンクがあるページより、記事中のリンクなど、数少ないリンクを含むページからのリンクのほうが、高く評価され、さらに高く評価されたページからのリンクを多く受けたほうが、より有利と言われています。

正攻法で考えると、結局『訪れる方に興味を持っていただけるような記事』を書くことで紹介(リンク)していただく可能性を増やすことが、検索結果の表示順を上げることにつながるのでしょう。ですから「気に入った記事がありましたらリンクは御自由に」となるわけです。

訪問者数とその反応

訪問者数などそれほど気にしない...という方もいらっしゃるでしょうが、できれば訪問者は多いほうが楽しい。 訪問者が増えれば、記事に対して、メールやコメントが増えるかもしれないし、記事に対してのフィードバックも得られるかもしれません。 このサイトでも、私の記事に対するフィードバックによって作られたページも少なくなく、訪れた方の協力なしにはできなかったようなページも多くあります。

ホームページやブログを作ってみるとわかるのですが、ある程度の訪問者数があったとしても、思ったほどコメントなどの反応がないと意外に思うかもしれません。日本人の気質か、読んではいてもコメントなどを書こうとする方の割合は非常に少ないようです。あるいは気軽にコメントしにくいというジャンルもありますね。 それに対し、外国人の方は積極的な方が多いようで、日本語とほぼ同じ内容の英語のページには同程度の訪問者数でも日本語ページよりも1桁多い反応があります。もし、あなたがページを作って、何も反応がなかったとしても、それほど気にしないことです。継続すればやがて状況が変わるかもしれません。


自前の広告を貼ってみる

無料のサーバーでは広告が自動挿入されますが、 広告をなくそうとすると有料のサーバーを利用するしかありません。しかしながら、ドメイン料金を払った上に、サーバー代の負担がかかるわけで、できればこの費用も減らしたいと思うわけです。

自動挿入広告から、自前の広告への転換

それならば、有料のサーバを使って、「自前の広告を貼り、その収益でサーバ費用を捻出できないか」となる。 しかしその一方で、「広告を貼ったとしても、ほとんどの方は見てくれないし、どうせ、たいした収益にはならないかも」と考えるでしょう。 確かにその通りで、多くの方が訪れるサイトは別として、通常「たいした収益にはならない」と考えたほうが良いと思います。 しかし、年間数千円程度のサーバー費用なら、月あたりに直すと数百円です。これくらいのレベルなら「自前の広告を掲示して費用を捻出する」という方法も、そう難しくはありません。 これは、どなたにでもお勧めできる方法ではありませんが、試してみる価値はあります。

無料のサービスは得か損か?
以前の私同様、無料のサービスで頑張っている方も少なくないと思います、しかし「タダ」がベストとは限りません。 無料のサーバーで自動挿入されるサイトに無関係な広告より、サイトに関連する広告が少し表示されるほうが御覧になる方に不快感を与えにくいかもしれません。一度「有料サーバ + 自前の広告の掲示」を検討してみることをお勧めします。 当サイトで利用しているのはGoogle『アドセンス』という広告のシステムです、これは無料で申し込めますから、特にリスクもありません。

ドメイン無料とは?
『ドメイン無料』というサービスを提供している会社もあります。しかし、ドメインの維持には必ず一定額の費用がかかるため、 「サーバーを借りること」などの、有料サービスの利用が条件になっているはずです。このため「実質、ドメイン料込みのサービス」と考えれば良いと思います。 これに対して『サーバー無料』のようなサービスは、数多く提供されています。これは通常、自動的に挿入される広告の収益によって費用がまかなわれているからです。広告なし無料では継続的なサービスは無理でしょう。加入しているプロバイダの提供するサービスは利用料に含まれているということですね。

転送制限を超えそうな気がする?

もし、アクセス数が多すぎて先に紹介したようなサーバーでは、転送制限を超えてしまいそうな場合はどうするのか?という心配をされるかもしれません。 しかし、通常のブログやホームページで、それほどのアクセス数なら、たとえ月数千円クラスのサーバーに移転したとしても自前の広告を掲示すれば、おそらくそれ以上の収益があがるだろうと予想できます。それはそれで、とても幸せなことかもしれません。そんな気配を感じてから心配しても問題ないでしょう。

改訂:2010/02/12
改訂:2008/07/05
ページ分割:2007/09/25
作成:2004/06/30

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