MSI K7T266Pro
VID改造

K7TPro2AではVIDの配線は74F244に入力されてましたから、たぶん似たようなことをしているだろうと、ソケットA脇のU34をちょっと調べてみたら、ビンゴ!でした。 K7T266ProもF244にVIDのラインが繋がっているようです。下の図のようにスイッチをつけCPUのピンカットか、F244の足あげでVID[4:1]はどうにでもなるはずです。細かい電圧の調整はBIOSからのほうが便利ですからVID[0]はそのままのほうが良いと思います。
以下の図は通常と違い1番ピンを右上、つまりマザーボードのCPUが図の上にくるようにして見た場合です。

K7TPro2Aでは、起動可能なコア電圧は1.1、1.3、1.425〜1.85(V)でした。1.35Vや1.4Vでは起動できなかったのです、似たような傾向があるかもしれませんから注意してください。またCPUのVIDをカットするのに『F244の足あげ』と安易に書いていましましたが、いくらTTLだからといって入力をオープンで使うのはまずいのでプルアップするかとか考えると、VIDブリッジのカットかピンカットの方法のほうが良さそうです。