Athlon64 X2 4600+ EEを使ったデュアルコア静音PC

Athlon64 X2 4600+ EEとGIGABYTE GA-M61PM-S2を使い静音化した『メカうさぎ64』さんのレポートです。

GIGABYTE GA-M61PM-S2

マシンのおおまかな構成が出来ました。まだOSは入れてませんが写真を送ります。 BIOSの起動画面までで 消費電力が110W です。 この状態ではケースFANは500回転〜600回転程度と非常に低回転で音は殆ど聞こえません。

外気温が17度、CPU温度18度、システム温度32度と非常に低発熱となっております。 OSを入れてさらに検討していきたいと思います。

ヒートシンクを触っても冷たいまま、 CPUの裏面(ケースの側面をはずしても)もほんのりと暖かい程度とのことでした、デュアルコアでこれなら立派ですね、高い負荷にもCore2Duoの誘惑にも耐えられるかも(ita)

システム構成

parts
製品名
CPU
Athlon64 X2 4600+ EE(デュアルコア65W版)
マザー
GIGABYTE GA-M61PM-S2/
メモリ
PC2-6400(DDR2 800) 512MB CL5-5-5
.
Castor LoDDR2-512-800 512MB×4(2GB)
HD
HITACHI HDT725032VLA360 320GB
ドライブ
LH-18A1P
ドライブ
GSA-H12N BL
VGA
GIGABYTE GV-NX76T256D-RH
FD
FA404MX(BL)
電源
岡谷エレクトトニクス 音無しぃR3 OEC-R3-550W14
ケースFAN
IXTREMA PRO QUIET FANS 120x38mm 14dB
.
騒音値14dBA/回転数1200rpm Air Flow: 60CFM
CPUクーラー
ThermalrightHR-01 & S-type heatsink clip
ケース
CELSUS CS-MC02

ThermalrightHR-01 & S-type heatsink clip

12cmファンを取り付けるために、バルク無メーカーの12cmFANを潰してダクト化
ケースFANはマザーボードのCPUFAN用コネクタに接続してコントロールされています。 通常は500回転〜600回転程度ですが、負荷(温度&電圧等により)加わると MAX「1200回転」まで上がるように設定してあります。(SmartFAN設定)

低回転の12cmFANですが、厚さが38mmあり通常の物(25mm)よりも風量が あり、かなり排熱効果が得られるようです。 さらに、電源FANもAUTOモードとしてありますので、負荷(温度&電圧等により)加わると 14cmFANの回転数が上がるようにしてあります。 現在特に回転数が上がる事は無く、非常に静かです。


Movie: PC起動時の動作音[ Athlon64 X2 4600+ ]

片方の側面パネルを空けて内部音を録音しています。この場合、かなりFANやHDに近づけての音です。 マウスのクリック音やDVDドライブの起動音が大きく感じる位静かだと当方は思っていますがどうでしょうか?。

ムービーを送っていただきましたので追加しました。スマートドライブ内のHD(HDT725032VLA360)自体静かなドライブですが、そのシーク音が聞こえるレベルなんですね!(ita)


VGA:GIGABYTEの7600GTとSMART DRIVE

 VGAカードが届いていない段階では内蔵VGA(256MB設定)を使用していました。  チップセットは1チップ化されたおかげがどうかは判りませんがそれ程熱くはありません。  2チップの方が熱かったようです。 (大き目のヒートシンクのおかげかもしれませんが)  DVIが必要だったので、今回はGIGABYTEの7600GT(FANレス)を購入し取り付けました。

 このVGAのヒートシンクは良く冷えますし、ちょうどこのマザーボードにジャストフィットしています。  大き目のケースFANに干渉する事もなく良い具合に排熱出来ているようです。   現在HDはSMART DRIVE 2002に入れて、下に大き目の振動防止用ゴムを4箇所貼り付けて  置いている状態なので、今後固定方法を検討しています。

ケースのパンチ穴を切り取り12cmの大きな穴に変更

CPUクーラーはかなり高さがありますが、ケース内に収まりましたので干渉の心配はありません。 FANレスでも十分に冷えるクーラーだと思います。 このCPUクーラーですがS-type heatsink clip が販売されていますので、AM2にも対応しています。 全体的にワンチップ化されたチップセットによりマザー自体に余裕がありますので、熱のこもりも 少ないようです。

静音化素材

静音化には以下のような素材を使いました。写真には「静かシート」が写っていませんが、
これは出来るだけケースが冷えるようにと考え、ケースの外側に貼りました。

  • Wide Work MINI-SONEX(ブラック):吸音用に
  • 親和産業 静かシート:ビリビリ防止にケースに貼り付け
  • 12cm(バルク無メーカー)のFANを潰してダクト化
  • ケースのパンチ穴を切り取り12cmの大きな穴に変更
  • ダイポルギー衝撃吸収ゴム 50×50×5t :ケースの足として使用
  • Grow Up Japan SMART DRIVE 2002:HDに使用

電源の14cmファンと、ケースファン12cmのどちらかが故障したとしても、動作できそうなくらいで安心感があります。 通常はどちらのファンも低速でしょうが、真夏など回転数が上がった時には吸気側の抵抗が気になってくるかもしれません。 吸気抵抗を減らすことは、光学ドライブなどの隙間から侵入するほこりを減らすことにもつながりますから、何か工夫すると万全ですね。


消費電力についてのデータ

Movie : 起動時の消費電力

ワットチッカーで起動時の消費電力を測りました。 モニターはサムスンの SyncMaster 215TW-R、21インチワイドで1680×1050で表示しています。 ザーと言うノイズはPC等の音ではありません。 当方のデジカメ特有の音のようです また、場所は仕事場の実験台の上です。 道路に近い環境の為、車等の音が入っています、 ご了承下さい。

電源ON(待機時)→0.3W
スイッチON後OS起動までのMAX値→134W
OS起動後→83W〜81W(通常の状態)「Cool'n'Quiet有効」OS起動後の状態→
CPU温度:22℃
System温度:36℃
FAN回転数:630
CPUクロック:1000MHz
CPU Vcore:1.1V
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OS起動後→101W〜102W(通常の状態)「Cool'n'Quiet無効」OS起動後の状態→
CPU温度:26℃
System温度:37℃
FAN回転数:730
CPUクロック:2400MHz
CPU Vcore:1.3V
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ベンチマーク

Superπ
Superπ(104万桁):37秒 123W (Max)「Cool'n'Quiet有効」
Superπ(104万桁):35秒 120W (Max)「Cool'n'Quiet無効」

Cool'n'Quiet有効時に「Dashboard Demo」起動してからSuperπ(104万桁)を実行: 40秒この時にCPU1とCPU2の負荷状況を示すウインドウの値(グラフ)が同じでは無 いようです。片方のCPUの負荷が大きく残りのCPUは負荷が少なめでした。メーターが 上がったり下がったりの繰り返しがかなり激しかったですね。

3DMARK05
3DMARK05 値:5569 消費電力MAX→143W
3DMARK06 値:3205 消費電力MAX→141W
PCMARK05 値は出ませんでしたが、ベンチは完走 消費電力MAX→141W
ベンチ後すぐに測定
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CPU温度:24℃
System温度:38℃
FAN回転数:690
VGA:37℃
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SiSoftware Sandra2007 でのベンチ、(1)が当方のマシンです
■ALUとFPUに関して(比較対象はSandra2007内のデーター)
  • (1) X2 4600+ ALU 17818 MIPS iSSE3 13176 MFLOPS
  • (2) X2 4800+ ALU 17653 MIPS iSSE3 13180 MFLOPS
  • (3) C2D E6600 ALU 18924 MIPS iSSE3 14405 MFLOPS
  • このときの消費電力MAX→120W
■メモリ帯域幅(比較対象はSandra2007内のデーター)
  • (1) 6100/430 PC6400 CL5 IntBuffd iSSE2 6237 MB/S FloatBuffd iSSE2 6247 MB/S
  • (2) 975X PC5300 CL5 IntBuffd iSSE2 6932 MB/S FloatBuffd iSSE2 6934 MB/S
  • (3) 955X PC5300 CL5 IntBuffd iSSE2 5935 MB/S FloatBuffd iSSE2 5921 MB/S
  • このときの消費電力MAX→133W
■メモリ及びキャシュの待ち時間(比較対象はSandra2007内のデーター)
  • (1) X2 4600+ CPU1 メモリ待ち時間  81ns SpeedFactor 64.5 CPU2 メモリ待ち時間  82ns SpeedFactor 63.9
  • (2) X2 4400+ メモリ待ち時間 103ns SpeedFactor 73
  • (3) C2D E6700 メモリ待ち時間  90ns SpeedFactor 78.5
  • このときの消費電力MAX→118W
その他ベンチは記入するのがいやになるくらいC2D:E6600やE6700が突出していました。

感想

ベンチで見た場合の、消費電力で言えば、X2 4600+ EE(65W版)はなかなかの省電力と 言えそうです。通常使用の場合、特にゲーム等をしない場合はCool'n'Quiet動作のお 陰で、小電力ですみそうです。大きな負荷の時は電源から暖かい排気が出ますが、そ れ以外の時は冷たい風しか出ません。電源にも殆ど負荷がかからないようです。

DVD再生時はドライブの駆動電力が加わるためMAX値で120W前後でした。メール&Web 鑑賞時は81W程度と非常に低消費電力となっていました。

こんな所です。 動作音が送れれば面白いのですが・・・。

このページは、『メカうさぎ64』さんからいただいたレポートを、こちらで編集して掲載しています。 いつもながらヒートシンクとファンの組み合わせがうまいですね、レポートありがとうございました。 後日、動画をお送りいただきましたので追加しました。(ita)

メカうさぎ64さんへのコメントは、blog / Athlon64 X2 静音PCBBSへ


編集:2006/12/05
追加:2006/12/08 消費電力についてのデータ
追加:2006/12/17 起動音と消費電力の動画を追加