Athlon64 1500+
Athlon64 1500+の存在を確認、クロック1GHzながら非常に低い消費電力を実現しているCPUのようです。
この1500+が売られていたのは、秋葉原の比較的よく知られたジャンク・パーツ屋ですが、現在でも売られているかどうかはわかりません。
hpブレードPC向け Athlon64 1500+ [ ADC1500B2X4BX ]
『ken1R』さんから、Socket754 Athlon64 1500+を入手したというメールをいただきました、ん?何それと思いましたが...
Athlon64 1500+が存在するんですね....
こちらでも調べてみるとHewlett-PackardのブレードPCであるHP bc1500 PC bladeにAthlon64 1500+が使われていることを知りました。もちろんリテールBOXには存在しません, hpへのOEM供給専用品なのでしょう。
Hewlett-Packardによれば、
bc1500は、低電力型のAMD Athlon 64プロセッサ 1500+を搭載し、消費電力を抑えながらもハイパフォーマンスを実現したブレードPCです。消費電力は、ブレードPC1枚あたりわずか24ワット で、電力効率が高く発熱が少ないため、データセンターにブレードPCを集約するような環境での利用に最適です
と書かれていました。ということは、当然CPUはそれ以下の消費電力なわけですから、クロックが1GHzのため用途は限られるかもしれませんが、Turion 64MTのTDP25Wを楽に下回る非常に涼しく使えそうなCPUのようです。
日本HP ブレードPC / HP bc1500 PC Blade
日本HP ニュースリリース - AMD Athlon(TM) 64プロセッサ搭載のブレードPC - (2005.12.16)
写真:HP bc1500 PC blade
ADC1500B2X4BX
- OPN : ADC1500B2X4BX
- ADC:未知ですが、省電力 Athlon 64
- 1500:1.00GHz
- B:754pin OuPGA Lidless
- 2:(コア電圧)
- X:T_Case/ 95
- 4:L2 Cache/ 512k
- BX:rev.E6
Athlon64 1500+を発見
『ken1R』さんからのメール(抜粋)
秋葉原を巡回してましてちょっと変わったCPUを捕獲しました、 外観は754pin OuPGA LidlessのAthlon64 1500+です。 購入時には随分悩みました、起動しなきゃゴミですからねぇ、 結局、人柱になっちゃえ位のノリで購入した次第です。 購入金額は\5,250-・・・微妙な所ですね。
動作確認はAlbatron K8M800-754で行いました。 BIOSの認識ではAthlon64 2800+と誤認識。 動作クロックは1.00GHz、コア電圧はBIOS読みだと0.90Vの様です。
PowerNowやC'n'Qは未対応でした、CPU-Zによる情報ではコアはVenice-754と表示されております。 クロックが低いだけに、発熱は抑えられています。 そこそこの速度で64bitコードも走る低消費電力なCPUとしてファイルサーバーなどにもってこいじゃないかと。
販売している店でもスペック不明だそうで、HPの外し品じゃないかとの事。 どうやらHPのブレードサーバーで使用されているモノらしく HPのページ見ますと、あのブレードサーバーはシステム全体で消費電力が24Wと ありますよね。 そういう事からして、私的には64bit版Geodeだと考えております。 現状ではWindows2000とFedora Core5 x86-64のOSでの動作が確認取れております。 Albatron K8M800-754で動作確認したと書きましたが DFI K8M800-MLVFでもPOSTは出来ました。 BIOSの認識はunknownだかHammer Familyだったかでしたが。 ツクモで特価だったので一応購入したんですが、BIOSにHWモニタが無いので Albatronの方にしました。
現在の使用環境
OSはFedora Core5 x86-64を導入しています。 samba動かしてファイルサーバーにして遊んでます。いまの所安定してます
仕 様
- CPU
- AMD Athlon64 1500+
- MB
- Albatron K8M800-754
- Mem
- Samsung PC3200 256M * 2
- VGA
- オンボード
- LAN
- Intel PRO/1000 MT Desktop Adapter
- HDD
- Seagate ST310211A
- HDD
- Samsung SP1604N(SATAに変換)
- HDD
- Samsung SP1604N(SATAに変換)
- DVD
- HL-DT-ST GDR8160B
- 電源
- Keian KST-420BKV
追加情報:
動作確認が取れたマザーがありますので、ご報告致します。 BIOSTAR Geforce6100-M7です。 こいつで動作してます、Turion64は起動出来ないそうですが、1500+は問題無く 起動してますね。 コア電圧はBIOS読みで0.88Vです。 コア温度はBIOS読みで無負荷時で27度でした。
Crystal CPUID
CPU-Z
コメント ita
コア電圧
OPN : ADC1500B2X4BX のうち「2」のコア電圧が問題です。 Athlon 64シリーズではアルファベットのAから順に A C E....と0.05Vづつ下がるというルールですから 現状で判明しているS=1.15以下を推定してみると、 アルファベットのU V W Yが未使用で残っていますが、Yまで割り振ったとしても1.00Vです。 アルファベットの不足分を新たな数字で補ない 1:0.95 2:0.90 と考えるれば、まんまと0.9vを示すのが「2」ということになるんですが.....確かなことは知りません。 Albatron K8M800-754での動作確認は、他の方でこのCPUを使ってみたい方には心強いですね。 PowerNowやC'n'QはBIOSがこの1500+に対応していない限り無理なので動作しなくて当然でしょうね、 ただ、おそらく非常に低い消費電力(geodeNXクラス)でしょうから、その必要性はないのかも。 レポートありがとうございました。 ita
作成:2006/09/12
追加:2006/09/16