Geode NX 1750 Report

Geode NX1750をAlbatron KX18D Pro2で使った時の写真を送っていただきましたので、紹介します。 Geode NXは、もともと組み込み向けCPUとして発表されましたが、一般市場向けにも販売されることになり、 Athlon XPとの差別化のためGeode NXのブランドがそのまま使われます。 Geode NXはAMDのProduct Selection GuideにもMobile AMD Athlon Processor Technologyと記入されていますから、 その実体はサラブレッド・コアを使ったAthlon XP-Mファミリです。

Geode NX1750

Geodeを購入した方から画像を送っていただきました。 → 画像提供「TNTねっと」さん
ブリッジを確認してみましたが、以下のようにAthlon XP-Mと同じ設定です。

  • L3 : 起動倍率 6x 800Mhz
  • L5 : MobileMultiprocessing Capable (XP-Mと同じ)
  • L6 : 定格倍率 10.5x 1400Mhz
  • L11 : コア電圧 1.25V (通常のマザーでの認識は1.425Vとなる)
  • L12 : FSB 133Mhz

Albatron KX18D Pro2で試した時の起動画面です、起動が10.5xになっていますが、これはマザーボードの倍率変更機能を使っているのでしょう。 コア電圧の認識も予定通り1.425になっています。1.2Vの設定はAlbatronの電圧設定を使っているわけですね。 UnKnown CPUなんて気にしない!。

Sandraによる表示です。コア電圧の評価が1.25Vになっていますが、これはSandraが持つgeodeの仕様データを表示しているのでしょうか?。 実際のコア電圧はBIOSか、ハードウエアモニタリングソフトなどから確認します。

やはりXP-M

『一般市場向けにも販売される』とのことでしたから、もしかしたら何か仕様が変わる可能性もある...と考えていましたが、実際にはXP-Mと同じでした。

実際に使うとすれば、倍率はマザーの倍率変更機能か CrystalCPUIDで変えれば済むでしょうが、電圧はデフォルトが1.425Vと認識されます.。定格で使うには電圧変更機能、それも1.25Vまで下げられるマザーが必要になります。面倒だから1.425Vのままクロックをさらに上げて使いますか?、でもそれじゃなんのためのGeodeかわからなくなりますから....。