アクセス統計 2009年07月09日

IE6のシェアが16%低下、やっとより新しいIE7IE8やFirefoxを使う方が増えてきた。 液晶ディスプレイはいっそう高解像度に。横が1280px以上のディスプレイを使っている方の比率は86%。

fab51.comアクセス統計

このサイトを御覧になっている方のPC環境の統計を紹介します。 これは平日の夜間、当サイトのトップページへのアクセスを解析したグラフです。

Browser Share

IE7IE8は、それぞれ約20%のシェアで合計40%。主力がIE8に移行しています。

注目したいのはIE6のシェアで、1年前の25%から16%に大幅に減少し、ようやく10%台になったこと。IE全体のシェアでは合計58%

Firefoxのシェアは前回より減少し32%でした。※画像でFirefox1.xとありますがアクセス統計のバージョンの判定のミスでしょう

Google Chrome、Safariは、まだ使っている方が少なそうです。


比較用:2008年07月07日調査分

1年前のブラウザシェアです。 この時Firefoxは39%でしたが、今回は32%と減少。IE8登場の影響かもしれません。

1年前のIEIE6IE7で、IE全体のシェア合計は55%でした。今回は58%ですから、それほどシェア自体は変わっていません。


Web ブラウザのシェア

当サイトのアクセス統計では、このサイトの客層がPCに詳しい方の比率が高いと思われるため、おそらくネットワーク利用者全体のブラウザのシェアとは大きく違うかもしれません。しかしながら、IE6からIE7IE8への移行、及びFirefoxの定着という傾向は同じでしょう。

Web製作の立場で考えると、やっとIE6の表現を前提にしなくても良さそうになってきました。IE7IE8やFirefoxなどのより新しいブラウザへの対応をメインに、できればSafariやGoogle Chrome、Operaでの表示も一応見てみる・・・というところでしょう。


Operating System Tracking


Windows XPのシェアは前回の67%とほとんど変わらず66%。次の大きな変動はWindows7が発売されてからですね。


OSシェア

さすがに今回はWindows2000が大幅に減って4%、ここでWin NTと判定されているのが、おそらくWindows Vistaと思われますが21%。このあとにWindows7が控えているだけに、もうこれ以上Windows XPに迫ることはないが・・・。


Monitor Resolution

SXGA(1280x1024)のシェアに注目。1年前の38%が26%に大幅に低下。

XGA(1024x768)のシェアも1年前の20%から9%に大幅に低下しました。

この結果、横が1280px以上のディスプレイを使っている方の比率は86%にもなっています。


2008年07月07日調査分

比較用の1年前の画面解像度シェアです。このグラフと比べると、今回調査分(上)はより高解像度のディスプレイを使っている方が増えたことがわかります。


モニタ解像度

今回はXGA(1024x768)が9%に減少、SXGA(1280x1024)のシェアも大きく減少し、より高解像度のディスプレイに移ったことがはっきりとわかりました。

Webの製作では、コンテンツは最低限XGA(1024x768)で表示できることを守りつつも、 「SXGA以上の解像度の場合」を中心に考え、高解像度のディスプレイでも見やすく表示できるようにすることが重要のようです。幸いにもIE6のシェアがかなり下がってきたため、IE7以降やFirefoxなどで有効なCSSでのmax-widthプロパティーが有効に使えるのではないかと思います。


この統計は、無料のアクセストラッキングや統計情報を提供しているSite Meterによる統計グラフを掲載しています。統計の方法は前回と同様、fab51.comのトップページのみの解析です。次回はWindows7が提供される直前と、その後の統計を掲載する予定です。