CrystalCPUIDによる倍率変更機能の対応状況

CrystalCPUIDなどのソフトウエアによる倍率変更が可能なマザーボードを、BBSなどに寄せられた情報からまとめたものです。

このページはSocket Aプロセッサの Athlon XP-M 及び、Sempron, Athlon XP, Duron 向けに書かれています。
この内容はBarton, Thorton, Thoroughbred, Applebred にそのまま適用できます。
Athlon [Paromino]、Duron [Morgan]でも動作可能ですが、ブリッジの構成が違うため、そのまま適用できるわけではありません。
起動倍率が変更できないこと、についての詳細は倍率がロックされたアスロンを参照してください。

ソフトウエアによる倍率変更が可能なマザーボードリスト

倍率変更機能の動作

以下のリストはモバイル版のCPU(Athlon XP-Mなど)、またはL5ブリッジをモバイル版と同様に加工したCPUを使って, 実際に試した結果をBBS等に寄せられた報告からまとめたものです、備考欄は参考にさせていただいた方の書き込みなどを示す記号です。


Type A [ 倍率変更機能が有効なマザーボード例 ] 起動倍率はL3 、倍率がロックされたCPUでは定格倍率

これらの製品では、常にL3倍率で起動するため、L5 [2]、L5 [1]をクローズしても特に支障は起きないようです。また、これらの製品のほとんどに共通するのはBIOSが Phoenix-Award になっていること。

メーカー製 品Chip set確認時のCPUNotes
AbitKV7KT600XP 2500+, L5[C/ごんべ]
AbitAT7 MAX2KT333XP-M 1400+[F/Tomyy]
ASUSA7V8XKT400XP-M 1500+4Xは不安定 [C/さんの奴]
ASUSA7V333KT333XP 2500+, L5[Us/Zoltan]
ASUSA7S333SiS745XP 2500+, L5[F/おじん]
ASUSA7S266VMSiS740XP-M 2500+rev1.02 BIOS 1009[C/yasu]
ASUSTerminator K7 DDRSiS740AHM1100AVS3B[C/さんの奴]
ASUSSONY PCV-JX12BL5SiS740XP-M 2500+[C/NingenXP]
AopenAK77-600NKT600XP-M 2500+[daitei]
AOpen AK77-8X MaxKT400 XP-M 1600FWS3B[C/博 ]
AopenMK77MKM266XP-M 1700+[F/shoot]
AOpenAK76F-400NSiS748XP-M 1400+4x設定不可, [F/けいちん]
AOpenAK75SiS745XP-M 2500+[C/けんじ]
BIOSTARM7VIT GrandKT600XP-M 1700+[F/hid]
BIOSTARiDEQ 200VKM400XP-M 1500+[C/さんの奴]
BIOSTARM7VIG ProKM266XP 2500+, L5[F/ジャン]
BIOSTARM7VKSKLE133AHM0900AVS3B[F/tts ]
ChaintechCT-7SIDSiS735AX1600DMT3C, L5[F/tsukasam]
ECSK7VTA3v5KT333T-Bred B[SieQ]
Epox8KMM3IKM400XP-M 2400+[F/una]
EpoxEP-8K7AAMD761/-AHM0900AVS3B[F/tts]*
FICAT31RADEON 320 IGPXP 2500+, L5[F/ジャン]
GIGABYTEGA-7VT880 ProKT880XP-M 2500+[F/paar]
GIGABYTEGA-7VT880 Delta-FSRKT880XP-M 2500+AMI BIOS, 6xで起動 [F/paar]
GIGABYTEGA-7VT880-LKT880Sempron 2400+, L5[F/pokky]
GIGABYTEGA-7VT600-LKT600Duron1600, L5[C/ごんべ]
GIGABYTEGA-7VM400AMFKM400AXP 2500+, L5[C/ジャン]
GIGABYTEGA-7VM400AMKM400AXP-M 1700+FSB自動認識で100固定になる [F/shoot]
GIGABYTEGA-7VAXPKT400XP-M 1700+[F/77bug]
GIGABYTEGA-7VTXH+KT266AXP-M 1400+AMI BIOS、5xで起動 [F/mamepi]
Type Bかもしれない 
IwillK7S2SiS746FXXP-M 1700+5.0〜11.0までOK[C/nop]
玄人志向KX333PROKT333XP-M 1700+[C/南部草加煎餅]
MSIKT880 Delta-LSRKT880XP-M 2600+AMI BIOS、5.5x or 6xで起動[F/メカうさぎ64]
MSIK7MasterAMD761/VT82C686BXP-M 1800+3x設定不可 [F/ジャン]*
-FLORA Prius Deck 530UKL133XP-M 2500+L6[4:0]全カットで最大倍率を変更、[F/nabegon]
****AMD760MP、760MPX Athon XP-M動作自体は可能 → Workshop参照

黄色の文字の製品はNotesの項目に注意。

AMD76xチップセット
シングルCPU用
AMD-761 + AMD-766
AMD-761 + VT82C686B


Type B [ 倍率変更機能が有効なマザーボード例 ] モバイル版と認識される場合、起動倍率は常にL6

以下の製品では、常にL6倍率で起動します。もしL5[1]をクローズすると24Xで起動することになり、動作が困難になるためL5[1]はそのままにしておくことをお勧めします。 このため最大倍率の変更はL6設定によって行いますが、それは同時に起動倍率を変更することにもなるわけですから注意が必要です。また、これらの製品のほとんどに共通するのはBIOSが AMI になっていること。

メーカー製 品Chip set確認時のCPUNotes
AsrockK7S8X-E+SiS748XP 2600+, L5AMI v1.91a [Fr/jerome]
AsrockK7VT6KT600Athlon XP*, L5AMI v1.30 [ow/tsukasam]
AsrockK7VT4A+KT400AAthlon XP*, L5AMI v1.30 [ow/tsukasam]
AsrockK7VM4VIA KM400Athlon XP*, L5AMI v2.50 [ow/tsukasam]
AsrockK7VM3KM266ProSempron 2400+, L5AMI v1.30 [F/ita]
BIOSTARM7VIG 400KM266ProAthlon XP, L5Phoenix-Awardだが L6倍率で起動 [ow/tsukasam]
ECS748-ASiS748 AHM1100AVS3BAMI [F/HIROSHI]
ECSK7S5ASiS735 AHM1100AVS3BAMI [F/HIROSHI]
ECSL7S7A2SiS746XP 2500+, L5AMI [F/fuji]
IWillXP333-RALiMAGiK 1XP-M 1400+Award,[F/Tomyy]
MSIKT880 DeltaKT880Sempron 2400+, L5AMI 要再確認
MSIKT6 Delta-FISRKT600XP-M 2600+AMI ver5.40 [F/paar]
MSIKT6 Delta-LSRKT600XP 2500+, L5AMI BIOS [F/三毛猫]
MSIKT4V (MS-6712)KT400XP 2500+, L5AMI [F/ita]
MSIKT3 UltraKT333XP-M 1500+AMI ver5.6 [F/paar]
MSIK7T266 Pro2-RU
[K7T266 Ver2.0改]
KT266AAXMD1800FQV3CサラブレッドはC37削除改造 が必要 [F/ジャン]
MSIMS-6378 VER.3KLE133Duron 1.4GHz, L5Awardだが L6倍率で起動[F/野鯨]
SOLTEKSL-KT600-RLKT600AHM1100AVS3BAMI [F/HIROSHI]

黄色の文字の製品はNotesの項目に注意。

青色の文字で表示しているASRock製品の一部では、mobile CPUを認識するとBIOSメニューに倍率設定の項目が加わります、これによりL6倍率による起動だけでなく、L6ブリッジを最大値とする任意の倍率でのブートが可能になります。このためこれらのマザーに限ってL5 [2]、L5 [1]の2つのブリッジをクローズし最大値を24Xとして設定できるようにしても、これによる問題は起きないようです。
ただしAthlon XP*と書かれている製品は実際のCPUでのテストは行っていません、推測です。

補足:L6倍率で起動

ここでは単に『常にL6倍率で起動します』と書いていますが、正確に言えば...実際にはどのマザーボードにおいてもリセット解除直後はL3ブリッジの倍率を取得(倍率のロックされたCPUでは定格倍率)して動作しています。
AMI BIOSを採用したマザーボードの多くは、その後mobile CPUを検出するとL6ブリッジの値を取得し倍率を再設定する処理を行う、というたいへん親切な機能があるため、まるで最初からL6ブリッジの値で起動したかのように見えるわけです。
オーバークロックの時に問題になりやすいAMI BIOSの『L6ブリッジの値を取得し倍率を再設定する処理』ですが、ASRockの一部のマザーボードではBIOS画面からこの時の倍率をメニューから選択できるようになっており、この問題を解決しています。それ以外のマザーボードでもBIOSを解析しパッチをあてることで、この問題を回避することもできないわけではないようです。
参照 → owletworks

一方Phoenix-Award BIOS採用のマザーボードの大半は、mobile CPUを検出したとしても動作倍率に関してはなにもしないようなので、その結果L3(または定格)倍率のままOSブートに移ります。



Type F [ 倍率変更が無効なマザーボード例 ] 起動倍率はL3 、倍率がロックされたCPUでは定格倍率

モバイル版を載せた場合でも通常の動作はできるようです。しかしCrystal CPUIDなどのソフトウエアから倍率を変更しようとした瞬間に...フリーズしますから、「ソフトウエアから倍率を変更は無理」のようです。

メーカー製 品Chip set確認時のCPUNotes
****nVidia Athon XP-M成功報告はない
****VIA KT-133 Athon XP-M成功報告はない
AbitAN7nForce2Duron1600, L5[C/ごんべ]
AbitNF7nForce2XP-M 1700+[C/南部草加煎餅]
AbitNF7-S rev2nForce2-[C/airjoy]
AbitAT7 MAXKT-333XP-M 1400+認識がMPとなってしまった、Award[F/mamepi]
ASUSA7N266-EnForce420D-[F/ジャン]
ASUSA7N8X2.0nForce2Barton 2500+, L5[C/大橋]
ASUSA7V133KT133AXP-M 1700+[C/南]
ASUSTerminator K7KL133AAHM1100AVS3B[C/さんの奴]
AOpenMK79G-1394nForce2XP-M 1700+[C/南部草加煎餅]
AOpenAK73 PROKT133XP-M 1800+Award, 9.5x起動となるのはOC回路の問題か?[F/ジャン]
AlbatronKM18G PROnForce2 IGPXP-M1500+[F/paar]
BIOSTARM7NCG Ver1.3nForce2-[F/ジャン]
EpoxEP-8RDA+ rev2.xnForce2XP-M 2500+[F/ita]
EpoxEP-8RGA+nForce2 IGP-[G/gori]
ECSK7VZAKT133XP-M 1500+[C/さんの奴]
GIGABYTEGA-7ZMMF (F通向け)KT133-[F/ジャン]
GIGABYTEGA-7N400Pro2nForce2XP 2400, L5[C/cranky]
GIGABYTEGA-7IXE4AMD-751AXMD1400FQQ3BGA-7IXのAward BIOS使用、純正AMI BIOS+サラブレッドコアでは起動途中にフリーズ[F/さと〜]
LeadtekK7NCR18DPro2nForce2XP-M 2500+[F/ユリィ]
MSIK7TPro2AKT133XP-M 2500+KT133A版も存在[F/ジャン]
MSIK7N420 PronForce420D-[F/ジャン]

チップセットの欄のnForce2には、nForce2 Ultra400も含まれます。


Thanks
L5[1]、L5 [2]の機能及び各社のマザーボードの動作の確認は、多くの方の協力の結果によるものです。
数多くのテストをしていただいたHIROSHIさん、ごんべさん。追試と鋭い考察により機能を特定されたジャンク屋店主さん、その他BBSで御意見やテストを参考にさせて頂いた多くの皆様、またこの機能を持つソフトウエアをリリースされた、ひよひよさん、HERBST Peterさんに感謝いたします。
  • 4点追加: 2005/01/20
  • 対応リストをあらたなページに分割: 2004/11/17
  • 作成:ソフトウエアによる倍率変更 2004/02/07