OPN Watch [ OPNコードの追跡#5 2006-2007 ]
新たに発表されたプロセッサのOPNを一括して紹介、AMDが提供するOPNデータはamdcompare.comで公開されています。
[ amdcompare.com ] Desktop Processor Quick Reference Guide
[ amdcompare.com ] AMD Opteron™ Processor Quick Reference Guide
[ amdcompare.com ] AMD Notebook Processor Quick Reference Guide
65nmプロセスのAthlon 64 X2リリース [2006-#5 v1.1]AMDは2006年12月5日、65ナノメータ・プロセス技術への移行を発表し、その第一弾として低消費電力版AMD Athlon 64 X2 デュアルコア・プロセッサの供給を開始しました。製造プロセスは300mmウェハ65nm SOIによりドレスデンのFab36で製造、対応ソケットはSocket AM2、ステッピングはG1。
65nmプロセス製品の特徴65nmプロセスSOI65nmへの移行によって、300mmウェハから切り出せるプロセッサの数が増加することに伴う生産能力の拡大、性能の向上、消費電力の抑制が可能となります。今回の製品群はすべてデュアルコア、L2 cacheは512KBx2のダイが使われており製造コストを下げ、価格競争力を増すことに重点が置かれているように思えます。 90nm SOI(シリコン・オン・インシュレータ)技術を基盤とするAMDの65nm SOI技術はIBMとの技術提携から発展したもので、 Semiconductor InsightsのDon Scansen氏(リード・プロセス・アナリスト)によれば、 「AMD Fab36で製造された65nm AMD Athlon 64デュアルコア・プロセッサは、最小ゲート長35nm、銅メタル層(9層) 、アルミニウム・メタル層(1層)の歪みシリコン・チャネル(strained silicon channel)SOI基板を使用していることが確認された」とのこと。 C1エンハンスト(C1E)消費電力の低減に役立つ機能上のメリットとして65nm品に新たに加わったのが、C1エンハンスト(C1E)です。C1Eは、未使用時に機能の一部を減速させてシステム全体の消費電力を低くする消費電力管理機能であり、C1E対応のCool'n' Quiet をサポートしていると、Cool'n' Quiet をまったくサポートしていない場合に比べ、アイドル時の消費電力を55.3%節約することができることになっています。 65nmのモバイル製品とサーバ製品AMDは、今後6ヶ月間に65nmのプロセッサを多数投入し、2007年中旬までにFab 36における生産を65nmに完全移行する計画です。 現時点では、65nmのモバイル製品とサーバ製品の発表日について具体的な日付は公表されていません。 価格:65nm AMD Athlon 64 X2
OPN AM2 65nmAM2 Athlon64 X2 Socket AM2 Athlon64, TDP 45W2007/2/28追加
Socket AM2 Dual-Core, TDP 65W2007/2/17追加
2006/12/05
訂2007/10/15:Max Temp 55-72 改訂:2007/02/17 改訂:2006/12/07 作成:2006/12/06 |