あやしいアスロン第5弾 [ 2004年 8月 ]

こんどはXP3200、これは本当に正規の製品なんだろうか?。

注意! あやしいアスロン! [ 2004/07/20 ] 第5弾

掲示板で、OPNラベル怪しいXP3200があるとの情報があり、写真を送っていただきました。
この写真で気になるのは、Athlonの文字にロゴが使われていないこと(書体が違う)。さらに右側の2次元コードのセル数が通常の製品と違って11X11になっていることです。 この2点が疑わしいのだが...

下の写真は正規の製品の比較用のラベルです、あやしいアスロン第4弾と同様に、Athlonの『t』の書体に注目してください。
2次元コードのセル数も明らかに違っていることがわかります。

AXDA以降のOPNの書体も違っているとお思いでしょうが、正規の製品でもこの部分の書体は統一されていないようです。少なくとも2種類あることを確認しましたので、この部分で判定するのは無理のようです。また写真によっては文字の太さが違って見える場合もあります。


ブリッジ

意外にも、ブリッジには不自然な点はありません。この写真の通りL3、L12ともにレーザーの溝や加工した形跡はなく、他のXP3200のブリッジとも一致します。(XP3200はともにすべてクローズ)、 もしこのCPUがXP3200でないとすると、L3かL12にレーザーの溝があるはずなのに...ありません。


正規の製品、それとも...その判定は難しい

今回の物は、本物なのか、そうでないのかわかりません。
私は、製品に使われるロゴであるAthlonの書体が違っている、ということはまずないと考えていますが、絶対に...とは言えないのです。 これを確認できるのは製造メーカ−だけであり、今回はAMDに『このような製品のラベルが存在する可能性はありますか』と問い合わせています。

購入時の確認

AMDの保証はリテールパッケージを購入した場合のみ受けられます。バルク(正式なパッケージに入っていない)で購入したCPUの保証は購入した販売店の規定によります。バルクの製品を買う時には、必ず『自分の目でよく確かめて』から購入してください。もし購入時に確認させてくれない販売店があったなら購入を中止したほうが無難です。不安を感じる方は、このような心配のない『リテールパッケージ』を購入することをお勧め致します。

Athlonの正式なロゴは左です、正規の製品でも全く同じというわけではないようですが、右は疑わしい物。

リマーク品はどこから

以前、海外で作られたリマーク品が輸入され市場に出回ったということがありました。これらの工場では、例えばAthlon1700+を仕入れ、ブリッジを加工しOPNラベルを書き替えることで、Athlon 2400+として輸出し大きな差益を得る、というしくみです。

バルクの流通は輸入品、メーカーの放出品など、いろいろあると聞いています。この流通段階でリマーク品が混入すると、結果的にリマーク品を販売してしまった店でも、販売店自身がそれに気付かず売っている場合がほとんどのはずです。 このため不審な製品を買った時、それを販売店に相談したとしても返品等の対応をしてくれる可能性は低いでしょう。

どこに相談するか

不審な製品をみつけたら、こちらでもある程度の推定はできると思いますから、掲示板等で御連絡ください。 ただ、今回のCPUの場合は微妙で、判断ができませんでしたが...。

もしあきらかにAMDの正規の製品ではないと思えるような品物の場合には、AMDに相談されることをお勧めします。たとえば↓
『購入したCPUに、AMDのCPUのリマーク品ではないかと思える不審な点があります、確認していただけませんか』。 と相談してみるのです。このとき、『製品の保証のことを問題にしているのではなく、市場に疑わしい製品が売られている可能性があるので不安を感じる、確かめてほしい』という意図を伝えます。

注意していただきたいのは、『エラーが出たから即、怪しいと決めつけない』ということです。 ファンが回っていない、グリスなし、電源や、メモリの品質が悪い...など原因はいくらでもあり、 動作とパッケージの外観からの総合的な推測が必要です。

引用:AMDリテールパッケージ・プロセッサ セキュリティ対策 FAQ
  • Q: リマーク品やパッケージが改ざんされたプロセッサは、AMD保証の対象になりますか?
  • A: いいえ、なりません。リテール・パッケージ版でないプロセッサ製品についてのAMDの限定保証は、製品をAMDから直接購入されたお客様だけに適用されるものであり、再販業者から購入された製品は対象外となります。
  • Q: 製品の改ざんがあった場合、AMDは法的措置をとるのですか?
  • A: 製品の改ざんに関するいかなる報告も、AMDは深刻に受け止め、然るべく対処します。改ざんされた製品の出所を突き止めるべく状況調査を行い、AMD製品に対する不正行為に関与した人物に対しては、民事訴訟および刑事訴訟を含め、可能な限りの法的措置を検討します。
流通を阻止

メーカーや正規販売代理店にとって、リマーク品の存在は、ブランドイメージを傷つけることにもなりかねない重要な問題です。この問題の重要性を理解している担当の方なら、相談に乗ってくれるのではないでしょうか。 『本当に疑わしい製品かもしれない』と代理店が認識してくれれば、きっと流通経路の調査をして問題のある製品の流通を阻止するように動いてくれるはずです。 もし流通の調査を開始してくれたなら、ほぼリマークと確定したようなものですから、販売店の対応も変わるはずです。

reference
BBS怪しい......アスロン? XP3200 NF2U 2004/07/17 01:50:13